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2012年1月19日 (木)

トンビが鷹を生んだ?

平凡な親から優れた子が生まれた場合のたとえとして、「トンビ(鳶)が鷹を生む(生んだ)」なんて言い方をしますね。

こんな言い方、トンビに失礼極まりないし、平凡と非凡を分けて考えること、ひいてはそれを生まれ持ってのものだと考えると、それこそDNAがっていうことになってしまい、極めて道徳的によろしくないハナシになります。

トンビが鷹を生んだ、みたいなハナシ、ホントは世の中に吐いて捨てるほどあるのですが、それをいちいち「トンビが鷹を生んだ」という言い方をしてしまうと、すごい事が起こったように感じてしまうものです。

だからボクは、「トンビがタカを・・・・」っていう言い回しはホントは好きではないのですが、実は最近使ってしまいました。

ボクの友達の子供が、灘中学校に合格したっていう連絡があったのです。

 

 

ボクの友達というのは、まあアタマは悪くないと感じてはいたけど、学歴はボクと同じ二流大学卒。ちなみにヨメさんも二流短大卒。

その間に生まれた子が、あの灘中に合格したと聞けば、開口一番、「まさにトンビがタカを生んだな!」って言い方をして祝福してしまいました。

 

でもそれは間違いなのです。

何が間違いかというと、まず一つ目は、「中学受験で成功しただけで、鷹だなんて大袈裟だ」ということ、そして二つ目は、「合格した子供自身が頑張ったのであって、はじめから鷹のようなポテンシャルがあったワケではない」ということです。

 

確かにボクの友達は二流大学に通ってはいましたが、アタマはいいと感じることはありました。

だから、ボクは口では「トンビが・・・」と言いながらも、子供が灘に入ったことを、そこまで不思議にも思わなかったのです。

そりゃ子供はメチャクチャ頑張っただろうと思います。でも、中学受験はこんな事はザラにあるのです。

ウチの子だって、公立中高一貫校に合格したときには、ボクの親から、「トンビが鷹を生んだね」って言われたことがありました。

「ボクはトンビでもカラスでもいいけども、子供が調子に乗るから、子供には鷹なんて言わないでくれ」ってホンキで言ったことがあります。

 

世の中のほとんどの人はトンビです。

 

鷹はというと、イチローとか、メッシとか、ノーベル賞もらった人とか、一部の人しかいません。総理になってもドジョウを自称する人もいます。

そして鷹の親はというと、やはりトンビなのです。

 

世の中ほとんどはトンビですが、自分たちはタカだと思っている人もいます。

ウチの子はタカの子だから名門中学に、というのも悪い考えではありません。

 

 

実は最近、このブログにコメントがありました。

「中学受験を考えているけど、だめかなーと思って・・・」というものでした。

 

このように、受験の敷居を必要以上に高いものに考えている人はきっと、親子ともども、自分はトンビだから、という感覚なのだと思います。

ここで公立中高一貫校が出来た意味を考えてみてください。

「安い学費」、「狭き門ながら塾に行かなくても合格出来る」というのは、今まで中学受験とは無縁だった家庭にも、中学受験という選択肢が出来たワケです。

親も子も、トンビだと思うならこそ、公立の受検を考えるべきなのです。

 

そして、もう一度いいますが、親がそんなにアタマが良くなくても、子供が頑張って中学受験に成功した、なんてハナシは山ほどあります。

つまり、「トンビが鷹を生んだようなハナシ」は山ほどあるのです。

それが大したハナシでもないように、もし失敗してもそれも小さなハナシなのです。

 

そんなカンタンに言うな!とおっしゃる親御さんもいらっしゃるかも知れませんが、ボクは親が入れ込み過ぎない(努力はするけども気持ちは平常心を保つ)ことは、子供をラクにすると思います。

全国いろいろな中学で、そろそろ合格発表があったりもしています。

もしも不合格でも、どうってことない、という態度、というか考え方を親が持つことがとても大切なことです。

そして、そういう考えを持つためには、トンビだと思い込むことです。

親がトンビなら子もトンビ。トンビが頑張ったのなら、誉めてげてください。

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コメント

こんばんは。
いつも、楽しみにお邪魔しております。 
息子の受検が2週間後に迫ってきました。 息子は今年度開校する、横浜市立南高校附属中学校を受検します。 倍率は約11倍。 何だかゾッとする数字ですが、それでも各所の予想では30~40倍だったので、低くはなりました。 
息子は塾に行かずに、一人で勉強を続けて来ました。 学校の成績は良い方ですが、経済的に塾に行かせてやる事ができず、親として情けない思いにかられた事もありました。 
自分の部屋も勉強机もありません。それでも、毎朝、家族がまだ寝静まっている時間に起き、リビングで勉強をしている姿を見るにつけ、胸が締め付けられました。 朝は漢字の書き取りと計算練習。放課後は友達と目いっぱい遊び、帰宅後に宿題と適性検査の過去問に挑戦する日々。
以前は、マイペースでのんびり屋な息子に対して、もどかしさを感じていましたが、受検を通して成長する姿を見る事ができました。 私自身も、「受験生の親気分」を楽しませてもらいました。
 結果はどうあれ、こうして頑張って来た事は決して無駄にはならない事を、息子には伝えたいと思っています。 
 この1年近く、こちらのブログにお邪魔しては励まされたり、安心させてもらったり。 素敵なお父様だなあと羨ましく思ったり。 とっても心強かったです。本当にありがとうございました。

makiさま
コメントありがとうごさいます。
お子様は倍率11倍という、とほうもない狭き門に挑むわけですね。
お子様は塾に行かずに、コツコツと頑張って来られたのですね。その部分をお母様が認めてあげていることが何より良いですね。
自分で勉強が出来る子というのは、公立中高一貫に入っても伸びるだろうし、またもしも地元の中学校に行くことになっても、きっと頑張れるんじゃないでしょうか。
勉強を頑張りながらも、「放課後は友達と目いっぱい遊び・・・」とあるのがいいですね。
合格の仕方に良い悪いがあるとしたら、きっと良い受かり方だと思いますよ。
結果がどうであっても、ぜひお子様を褒めてあげてください。

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