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2012年1月27日 (金)

地元の中学に行きたかった?

ボクが子供の頃は、中学を受験する人なんて少なくて、おんなじ小学校の子は、だいたい同じ中学校に行くものでした。

中には私立にいく子もいるにはいましたが、それは少数派でした。だからボクの小学校の友達は、すべて中学校の友達でもあります。

受検なんて高校から、ボクは子供が5年生になるまでそう思っていました。

ところが、ここ数年の公立中高一貫校の開校ラッシュは、本来であれば中学受験なんてするつもりのなかった層をも巻き込んで、受験率を引き上げたワケです。

例に漏れず、ウチもそうでした。

「公立の中高一貫校っていうのがあるらしい」、「受験してみようか?」

こんな軽い気持ちがきっかけとなって、結局ウチの子は受験をすることになりました。

ウチの子が受けた公立中高一貫校を、同じ小学校の友達という友達は何十人も受けていました。

バッチリ塾に通って対策をしている子もいれば、ホントにお試し受験の子もいたり、ホントにいろいろです。

まあ、みんな揃って合格できるわけもなく、そのうちのごく僅かの子は、みんなと別れて公立中高一貫校に通うことになりました。

でも、別の学校に通い始めたからといって、みんなと友達じゃなくなるわけではありません。たまに学校帰りとかに、地元の中学校に通っている友達に学校帰りに偶然会った日は、ウチの子はすごく嬉しそうな顔をして帰ってきます。

たまに友達と会ったんなら、どこかに座ってゆっくり話し込むとか、はたまたウチに遊びに来てもらうとかすればいいのに、って言ってみるのですが、「宿題とか予習とかあるから」って言います。

それでもウチの子は、地元の中学校に通っている友達に会って、10分だか15分だかちょっと喋っただけのことが、とても嬉しそうなのです。

地元の中学に通った、いろんな友達のことを聞いて、○○クンはサッカー部に入った、△△さんは学校でイチバンになったとか、××クンは相変わらずバカな話ばかりしてたとか、そういうハナシをボクにしてくるのです。

おんなじ小学校から何十人も受験をして、わずか数人の合格者の中に、運良く入れたことは、シアワセなことに他なりませんが、友達と別れて公立一貫校に通うことに対して、えも言われぬ、「疎外感」とか「寂しさ」みたいなものがちょっとあるのかな、と思ったりしました。

ボクは子供の頃、転校の経験があるのですが、ばったり昔の学校の友達に会ったときに、やっぱり嬉しかったのを覚えています。これと似た感覚なのかも知れません。

 

いやいや、何もセンチメンタルなハナシをしたいわけではありません。

 

でも、「難しい入試をパスして、遠くの公立中に行くなんてスゴイじゃん」

っていうのは、オトナの感覚であって、子供にとってはこれは決意のいる選択なのかも知れません。

 

「そんな事、受けると決めた時点でわかっている事では?」

と思う人もいるかも知れません。しかもそれは子供自身が自分で決めたことです。

でも、ウチのように凡人の親、凡人の子がため息が出るほどの倍率の試験を受けて、合格して実際に通うことを現実的に想像が出来るかというと、それは難しかったのかも知れないと、合格してから思いました。

もちろん合格する気で勉強していましたが、難しい試験であればあるほど、「友達とお別れ」、とか「通学が大変」とか、「勉強が大変」なんていう、いわばマイナス要因が隠れてしまうのではないか、という気がします。

ホントは合格してからのほうがずっと大切なのに、みんながこぞって志望する狭き門なものだから、深層心理に、「まず合格しない」というのがあったのでしょうか。

入試を受けることを決意することと、実際に入学を決心することとはきっと違うのですね。

 

ボクがこのブログを書いている理由のひとつは、公立中高一貫を受けることを決める前に、実際に入学したらどうなのかを、きちんと考えてみていただきたい、という思いがあります。

少なくともウチは、一生懸命考え、子供と話し合ったつもりでいましたが、やはり心のどこかに、「合格は難しい」という気持ちがあって、ホントに通うことになったら、という気持ちにはなりきれていなかったところがありました。

もちろんウチの子は、大筋では「公立中高一貫校に入学出来てよかった」と思っているようですが、みんなが通う地元の中学校にも行きたかったな、という気持ちもあると思うのです。

 

中学受験をしたものの、結局地元の中学に通うことになった方もいらっしゃるかと思いますが、それを「いいなあ」と思っている子だっているのです。

「隣の芝は・・・」というやつでしょうかね。地元の中学校に行った子どもたちが、ウチの子と友達でいてくれるといいなと思います。

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コメント

こんにちは。
うちの子供もこの春から中高一貫校に入学します。

合格し、抽選にも通った時は家族全員で喜びましたが、今うちの子は学校でさみしさを感じる日々のようです。

一番の仲良しの子が、春から別れ別れになるうちの子と今まで通りの付き合いをするのがつらいのか口をきかない、存在を無視する、といった行動をとるようになってしまいました。

みんなの中で浮いてしまったわけではないのですが、かなりのダメージの様で毎日泣いています。

もっと強くなってほしいと思いつつも、まだ小学生。初めての試練。

そんなわが子の様子を毎日見ている私のほうが参ってきています。

同じような経験をなさった方もいるでしょうか。

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