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2011年12月17日 (土)

毎日の暮らしの中で考える力つける

12月も半ばを過ぎ、あと1週間もするとクリスマス。

中学受験をひかえているお子様ならびに親御様におかれましては、「それどころではない」という感じなのかも知れませんが、クリスマスくらいは、クリスマスらしいことが出来そうですか?

クリスマスはクリスマスらしく、年末年始もそれらしく、受検が近づいてきても、毎日適度にテレビも見て、出来れば新聞(小学生新聞)も読んで、お子様とニュースについてディスカッションをしてみたり・・・。

これらのことは、勉強ではないと言い切ってしまえばそれまでですが、公立中高一貫校の適性検査においては、こんな風に、毎日の暮らしのなかで、見たり聞いたり、考えたり、それを誰かに話したりすることが、とても大切だったのだということに、ボクは受検が終わってから気が付きました。

クリスマスもお正月も、楽しいことをガマンさせて、勉強勉強ってやって、私立中学であれば、効果があるかも知れません。

ウチの子のお友達数名は、夏休みもクリスマスも、塾に通い詰めで、ハタから見ていても可哀そうな感じはしていました。

あれだけ色んなものを犠牲にして、誰も合格しなかったワケですが、合格していたらそれが肯定されるハナシかというと、ボクはそうは思いません。

結果合格したとしても、それは非常にマズいやり方です。

 

テレビを犠牲にする、時間がなくて新聞も読まない、親と話す時間もあまりない、クリスマスもお正月も今年はナシ、って言う風に、受験の年をものすごく特別な位置づけにしてしまうことによって、合格のための大切な能力育成の場を失ってしまっているのです。

公立中高一貫校を第一志望にされているのであれば、どうかこの毎日の生活を大切にしていただきたいと思うのです。

 

ウチの子は運良く合格できたから言っているのではありません。

小学校として最後の年を、「たかが中学受験」で台無しにしないで頂きたいのです。

これから受験を控えられている親御様に、「たかが」というと、気分を害されることもあるかも知れませんが、それでもボクはあえて「たかが」と言いたいのです。

 

何も中学受験で志望校に合格出来なかったとしても、それで最終学歴が決まるワケではありません。

たとえば地元の中学で頑張って、高校受験から頑張る子も沢山いるし、その高校受験でさえ、最終学歴が決まるワケでもないのです。

公立中高一貫校に入ったところで、よい大学に行ける保証なんてないのです。

 

乱暴な言い方かも知れませんが、この「たかが中学受験」という意識、姿勢を親が持ち続けているほうが、子供はラクに頑張れるし、結果もよく出ると思います。

親のほうがアタマに血が上ってしまって、「模試の結果が悪いからテレビもゲームも禁止」なんてやってしまうと、公立の場合は合格は遠のくと考えてください。 

とにかく毎日を大切にする、大切にするというのは、勉強だけをすることではありません。

情報の取り入れ方を覚える。意味のわからないニュースがあったら親に聞く。自分で調べる。

ニュースには多くの場合、問題点とか、問題点を生んだバックボーンと、考えうる改善策とか、堅苦しいコトバで言うと、そういうものが必ずあります。

それを堅苦しくなく、つまりいかにも面接のための準備っていう感じではなく、毎日雑談的に子供と話すこと。これはものすごい効果があるのです。

ニュースだけではありません。

プロ野球でも、ワンピースでも、何でも話してみることです。何て言ったらいいのか、「面白いね」よりも、もう一歩進んだハナシをしてみることだと思います。

「これからルフィはどうなる?」、「どうしたら横浜ベイスターズは強くなる?」、「イチロー選手は日本球界に戻るかなあ?」

こんな風に、現状よりも少し未来のことを、「どうなるかな?」って考えることが、難しいコトバでいうところの、現状分析とか、手段対策の検討とか、そういうことにつながるのです。

考えるチカラ、考えるクセ、これらは勉強によって培われるものではないし、塾て教えてもらうものでもないのです。

 

受験が近づいて、親御様のほうが気が張ってくることもあるかと思いますが、先述のとおり、「たかが中学受験」、そして「合格しなくても構わない」という姿勢を持ち、どうかお子様の毎日の生活を大切にしてあげて頂きたいと思います。

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